SQ日と建玉の決済
先物取引では銘柄に期限(満期)があることを学びました。
その満期日をSQ(えすきゅー)日と呼び「各限月の第2金曜日」と決まっていましたね。
SQとはSpecial Quotationの頭文字を取ったもので、日本語では「特別清算指数」と呼ばれます。
もう少しSQについて学んでおきましょう…
SQには、銭ゲバ!で取り組んでいる「先物取引」と、それとは別の「オプション取引」の両方の精算がある3,6,9,12月の第2金曜日に算出される「メジャーSQ」、それ以外の月の第2金曜日に算出される「マイナーSQ」とがあります。
今、銭ゲバ!で取引している9月限のSQ日は、9月14日(金)です。
このSQ日が9月限銘柄の取引の決済日となり、売買はその前日までしか出来ないことになっています。
取引の最終日(SQ日の前日)までに反対売買で決済されなかった建玉は、SQ日にこのSQの値段で強制的に決済されます。
9月限銘柄を9月11日に買い建てたとすると、13日の15時15分までに売り注文を出して、その建玉を決済してしまう必要があるのです。
売り建玉も同様に、13日の15時15分までに買い戻しして決済することになります。
うっかりして取引最終日をまたいでしまった場合、SQ日に決まるSQ値によって自動的に決済され、あなたの損益が確定します。
その際、特にペナルティがあるとか建玉を没収されるようなことはないので、安心してください。
ただ、取引最終日となるSQ日前日(今月は9月13日)に新規建てする場合には注意が必要なので、それはまた別の記事で覚えましょう。